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Quiet luxury という考え方

2025.10.15

すっかり秋らしくなりましたね。

ファッションもインテリアも

深みのある色の重ね合わせで

楽しみたくなる季節です。

昔は夏が好きと言っていましたが、

猛暑すぎて夏がかわってしまいました。

ジャケット着てスカーフ巻いたりできる

真冬とも違う今の季節が大好きです。

【Quiet luxury】

都内在住のインテリアコーディネーターの友人と食事をしながらお互いの仕事について

話している時、

「小池さんの作るインテリアはquiet luxuryで素敵よね」

と言って頂いていた事があります。

雑誌などで目にしたことのあるワードでしたがあまり気にした事がありませんでした。

なんだか嬉しくて、

それから意識するようになり、

気になるワードとなった「quiet luxury」。

Quiet Luxuryとは、
「目立たずとも、確かな上質さで心を満たす贅沢」

  • 光や陰影、素材のテクスチャーで「静かな豊かさ」を演出
  • 石・木・金属など本物の素材感を生かした仕上げ
  • 余白と空気感の美学(詰め込みすぎず、引き算の美)
  • アートや家具を“主張させない配置”で、空間全体に調和を持たせる
  • 富裕層リノベーションやホテルライク住宅などで重視される概念

とのこと。

私がワードを意識せずとも

自分のお客様の空間つくりで

根底にあることが

まさにquiet luxuryだったのだと

気づかせて頂きました。

実はこの度完成したT様邸は、

まさにquiet luxuryだと感じます。

ご夫妻が大切に考える、

旅先の上質な宿や

禅を感じるホテルのような雰囲気を

ご自宅でも感じて過ごしたい。

そんなご要望を

「五感で感じる心地良さ」を

心掛けてご提案致しました。

例えば、

足触りの良い上質な無垢床に漆喰

和紙貼りの襖に格子戸

格子戸越しに望むリビングの雰囲気

組子細工の欄間をアクセントに

コーブ照明とグレアレスダウンの多灯照明はお客様自身のお好みの光を楽しんで頂く

足触りの良いカーペット敷き込みの主寝室

スモークガラス戸のあるウィークインクローゼット

石積みと格子の外構デザイン

和室の地窓からは和を感じるお庭

あげるときりがありませんが、

どれも細部までご提案を重ね、

ご予算や空間サイズとの兼ね合いで

お客様と行きつ戻りつしながら

作っていったお住まいです。

先日撮影前にスタイリングして

参りました。

会社で小物備品をこんなに持っている会社は

そうそうないと思います。

モデルハウス二棟に小物が入っているので

今回のお客様のスタイリングは

ほとんど私物です。

久しぶりに和を感じる小物が

活きて嬉しかったです。

Quiet Luxuryとは、
「目立たずとも、確かな上質さで心を満たす贅沢」

これからも

お客様のお暮らしに

Quiet luxuryな空間を

ご提供して参ります。